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imu umu
- 忌む・績む -

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imu umu は、日本の言葉と文化に根ざしたブランド。

その名は二つの言葉から成る。

 

  • im「忌む」 — 災いを祓うために身を清め、慎み、整えること。

  • um「績む」 — 麻の繊維をより合わせ、長い糸へと紡ぐこと。

 

日本語は母音で響く言葉。

母音は分かちがたく結ばれ、二元論を超えて柔らかな余白を生む。

その響きは、人と人、人と自然を隔てず、つなぎ、調和をもたらす。

 

imu umu という名は、古来の「清め」と「つなぐ」という行為、

そして母音が紡ぐ一体性を現代のものづくりに込めたもの。

自然素材と手仕事を軸に、永く愛される価値を織り続ける。

私たちの紡ぐ物語

(01)

大麻(おおあさ・Asa・Hemp)は、縄文時代から日本人の衣・食・住に深く関わってきた植物。
昔の日本の暮らしでは、赤ちゃんのへその緒を麻糸で切り、「麻のように丈夫に育つように」と麻の葉模様の着物を子に着せ、結婚式では夫婦の髪を麻糸で結んで長寿と絆を祈りました。

日常でも、麻の緒の下駄を履き、麻布の着物を身にまとい、麻で壁や天井をつくった家に住む。麻糸の畳の上で過ごし、夏は麻の蚊帳に包まれて眠りました。精神的にも実生活でも欠かせない資源。

私たちは、この生地としての麻の可能性に着目し、日常のさまざまなアイテムへ昇華します。

(02)

茶は、千年以上にわたり日本人の精神と暮らしを潤してきた植物。

平安の昔、遣唐使がもたらした茶は心を鎮める薬として伝えられ、僧侶の修行や儀礼に用いられました。

室町には茶の湯として武士や町人に広がり、茶室は身分を超えて語り合う場へ。

日々の暮らしでは、朝の一服で気を整え、客を迎える湯気に季節と天気を映す。

もてなしの心、季節の移ろい、人と人を結ぶ媒介。

茶を入れる所作は、ただの準備ではない。

湯を沸かし、茶を点てるひとときは、禅の呼吸にも通じる贅沢な休止。

この茶の精神性と味わいの奥行きを、現代に昇華し、世界へ届けます。

(03)

哲学

私たちがつくるのは、単なる衣服や飲み物ではありません。

その奥にある「日本のこころ」を世界の舞台で紡ぐこと。

 

四季のうつろいに寄り添い、静けさを味わい、調和を尊ぶ。麻にも茶にも流れるこの精神。

 

利益のためだけではなく、資本主義やテクノロジーの速さや喧騒に飲み込まれることなく、人が人らしく、互いにやさしく生きられる時代をつくるために。

私たちのものづくりは、

世界のどこにあっても、平穏と平安を思い出させ、

自然の恩恵と命のあたたかみを呼び覚ます媒介でありたいと思っています。

会社概要

IMUM Global
Imum Japan

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